皆さんこんにちは。
食品衛生コンサルタントの大野です
5月に入りましたがうすら寒い日が続いていますが皆様体調崩されていませんでしょうか。
もう梅雨のような天気が続いています
さてあるSNSを通じて気になることを耳に挟んだので気になって調べてみました。
「乳製品には発がん性物質が含まれているという論文がある」
これかなりビックリです。事実なのか、実際そういう論文が出ているのか色々出ていました。
結論「有害影響として、牛乳の摂り過ぎは、前立腺がん、パーキンソン病、にきび、および乳児期の鉄欠乏性貧血のリスクをわずかに増加させる可能性があるという結果でした。もちろん潜在的なアレルギーや乳糖不耐症には注意が必要。ただ牛乳の摂取はその他の様々な生活習慣病予防に効果がある。」ということです。
色々な文献や論文がある中で見ている中で最新のものでは The New ENGRAND JOURNAL of MEDICINEにあった
Mike and Health という文献も一つ。
この文献の研究は欧米の研究であり、アメリカでは牛の成長を早めるために遺伝子組み換え牛成長ホルモンが利用されており、それが関与しているのでは?という指摘があります。
ただこの遺伝子組み換え牛成長ホルモン、日本での利用は許可されていません。
すなわち国産の乳製品に関しては発がん性のデメリットよりも生活習慣病予防のメリットのほうが上回るということです。
SNSあるあるですが情報を一部だけ切り取りさも危険というような恐怖をあおるような内容ほんと多いですが
こうやって調べてみるとこういうことか!というのも納得できるのではないでしょうか

引用「chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.j-milk.jp/report/study/acad.research/h4ogb40000005x4k-att/h4ogb40000005x6v.pdf」
実は牛乳に限らずどの食品、薬でもそうですがある程度有害になりえることもありますが体にとってメリットを発揮してくれるから利用されているというようなものは世の中にはたくさんあります。
身近なものでいうとコーヒーやハム、ソーセージ等の食肉製品です。
コーヒーのあのいい香りの元である焦げはアクリルアミドという発がん性のある物質でもあります。
ただそのデメリットを上回るメリットもあります。
ハム、ソーセージ等に利用されている発色剤、あれも亜硝酸塩という過剰摂りすぎれば発がん性が指摘されている物質でもあります。
その反面、製品内で増殖する可能性のあるボツリヌス菌の増殖抑制効果があります。
命に係わる大変危険な神経毒をもつ菌でもあります。
これらのことから物事の一面だけで危険だと判断してしまい、一切食べないというのはかえって健康を害する可能性があるということが言えるのではないでしょうか
身の回りにある情報はいかに正しい情報をどう獲得するかです。
情報がありすぎて結局根拠のはっきりしたものがよくわからないから教えてほしいと
ご相談をお受けします
迷った場合はぜひ弊社へご相談下さい。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。