皆さんこんにちは
食品衛生コンサルタントの大野です
関東も緊急事態宣言の解除は明日か?と言われていますがほとんどの企業は最短でも31日までは停止状態です。
さてどうなっていくのでしょうか。ただ感染者はまた増加傾向です
このコロナでスーパーのレジの店員さんやテイクアウトの飲食店でも青い手袋をする姿を多く見かけるようになりました
ただ食品衛生上は本来、客スペースで店員さんがその手袋をした姿がある時点でおかしいんですよね

それはなぜか?
この手袋本来バックスペースでそのままもう食べる食品などを盛り付けるためのものなんですよ。
コロナがはやっているからにしても大きな違和感。
コロナの接触感染を減らす意味でも違和感しかないのです。それはなぜか?
まずコロナの観点からお話しします。
レジの店員さんだとしましょう。ゴム手袋をして会計をしてお客Aからカードや現金を受け取って会計業務をします。
そしてそのゴム手袋をしたまま次のお客Bの会計業務をするとします。万が一お客Aがコロナ感染していたらしっかりAから店員に感染し、そのまま会計をしているのでBに移っていきます。
つまり手袋をしていてもそれは素手と同じなのです。
レジで手袋をしていても感染を防ぐには会計毎に正しい方法で取り換え消毒をしてから次の客を迎えなければ本来は意味がありません。ただそれでは非現実的。手袋が何枚あっても足りません。せめて客毎にアルコール消毒くらいさせるようにしましょうよ。
小売りさん、無駄なパフォーマンスはやめて正しい感染予防教育しましょうよ。
食品衛生の観点から言わせていただくとバックスペース以外でこの手袋をして食品のパックを触っている人いますが
これは一種の手袋をずっとしたままあちこち触りまくっているということが推測できます。
その後バックヤードに行って食品の盛り付けをまたするでしょう。そうすると色々な雑菌やウイルスを付けて食品を
盛り付け、食中毒を起こす原因になります。
客スペースに出るときは手袋を捨てる癖をつけることが大事です
正しいゴム手袋の使い方を知って正しく食中毒予防、コロナ予防をしていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました